2013年8月26日月曜日

月の夜、浜辺で何が起こるでしょうか?


7月23日に宮城島のデーン浜にてオガカニ観察会を行いました!
旧暦の6月15日~16日大潮の夜沖縄の浜辺では
オカガニやオカヤドカリの放らん(幼生を海に放す)のシーズンです。

初めての体験に子どもたちも大人もドキドキわくわく!
日が暮れて満潮時を迎えた浜には、オカガニやオカヤドカリが茂みの中から続々と
波打ち際に向かってやってきます。


子どもたちが捕まえた母カニの複袋には
子カニが何万匹もいて
山から危険な道路を渡って命がけで
子ガニを守っていることや
波打ち際で足を踏ん張り全身を震わせて
放らんする様子を見て
命が生まれる瞬間を観察することができて
あちこちで感激の声が聞こえてきました。




満潮時の波打ち際では、引く波に合わせて放らんは行われ
一瞬のうちに大海原へカニの幼生ゾエアは見えなくなるが
周りに魚たちが見え隠れするのは、自然の摂理でしょうか?
・・・いやはや何とも。

観察会に来た森屋みおりさんは
「体をぶるぶるふるわせて放らんする様子が観れて楽しかった。
テレビでは観たことがあったけど、生で観てすごかった。
海中で大きくなって宮城島に戻ってきてね」
とカニの幼生に問いかけるように感想を述べていました。

複袋いっぱいのカニの幼生を抱えた雌ガニを
捕まえた少年はカニとの出会いをどう感じたのでしょう?










放らんした幼生(子ガニ)を顕微鏡で観察。
幼生ゾエアは、懐中電灯の光にも走光性があり
満月の夜に出てくるのもそのせいだとも言われています。

今日の感動をいつまでも残すためにもオカガニの生活環境を守っていく義務がありますね。

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